手っ取り早く人気者になるためには、面白い話し方のコツを身に付けるのがおススメです。面白い経験を積んだり、面白い話を作ったりするのは大変ですが、話し方をマスターするくらいならすぐにできそうですよね。では、面白い話し方のコツと言えば、どんなものがあるでしょうか。
話す内容を面白く思わせるコツだけではなく、話す態度や様子を面白おかしくすることで見る人を楽しませるという方法もあります。それだけではなく、人の気を引く話題構成、声の大きさやスピード、そして話す舞台を整えることなど、面白い話し方のコツとして挙げられるものは、実はたくさんあるのです。そこで今回は、誰もが人気者になれる、面白い話し方のコツについてお伝えします。
その場にいる人を一人でも不快にさせない話題を出そう
まず、面白い話し方のコツの前に、「人気者になる」という目標のために絶対に忘れてはならないことをお伝えします。それは、聞く人やその周辺の人を不快にさせない話題選びをするということ。
確かに、人を揶揄した話や陰口、「いじり」と言われるような話は受けますが、一歩間違えるといじめにもなり得ますし、後で「あの人性格悪いね」と言われかねません。これでは、人気者になんかなれませんよね。
人気者になるためには、面白い話し方のコツを身に付けると同時に聴く人への思いやりやモラルを身に付けることが大切です。
声やテンポの抑揚を大切にしよう
話の内容はつまらなくても、声やテンポなどの抑揚が秀逸だと、聞く人は楽しく感じるものです。面白い話が思いつかないという人は、まずこれらを鍛えましょう。
基本的には声は大きくした方が良いですが、「ここだけの話」「とっておきの話」という体で話す時は、やや小さめの声から始めた方が良いでしょう。また、大事なところはゆっくり目に、捕捉の説明になる部分は簡潔に早口気味に話すと、聞く人が飽きにくくなります。
声の大きさとテンポを変えるだけで、いつもの話も食いつきが違ってくるはずです。これが面白い話し方のコツの力です。
表情豊かに、身振り手振りを大げさ気味にして話そう
面白い話は、話す本人が楽しそうに話さなければ伝わりません。内容はとても面白いのに、話す人が淡々と興味なさげに話すのは勿体ないことです。
面白い話をする時は、話の内容に沿った喜怒哀楽の表情を豊かにしましょう。そして、身振りや手振りを気持ち大げさ気味にするように意識してみて下さい。
この二つを守れば、聞いている人も「こんなに高いテンションで、どんなオチが待っているんだろう」と話の先が気になるはずです。
独演会にならないように相手との掛け合いをしよう
落語や演説とは違い、普通の会話は独り語りになってはいけません。独り語りになると聞く人は飽きて、どんどん空気が白けていくのが目に見えます。
一般の会話なら、適度に聞く人にツッコミを入れさせ、掛け合いになるように話を工夫した方が面白くなります。漫才ではないので必ず周りが掛け合いに参加してくれるとは限りませんが、話の構成を工夫して参加したくなるように仕向けるのが面白い話し方のコツと言えるでしょう。
掛け合いをするうち、話の主役が他の人に移ることがありますが、それをすぐに取り戻そうとはせずに我慢して、相手が満足いくまで話してから自分の話の続きをするようにしましょう。
聞き手が求める話を即座に出せるようになろう
面白い話し方のコツの中でも、これは高度なものですが、マスターすると必ず人気者になれるくらい強力なコツです。それは、聞く人によって一番興味のある話題を即座に選び、その人が好みそうな話術を用いて話すことです。
例えば、恋愛ネタが好きな人、芸能人の話が好きな人などを見分け、その話題をすぐに振れるようになること。そして、話が進む中でその相手の情報を収集し、アドリブで楽しめそうな小話を挟むことです。
また、友達、後輩、先輩など、相手の立場によっても話題を変える力が付けばより良いです。このコツを身に付けるのは至難の業ですが、あらゆる場面で活用できるスキルになることは間違いありません。
以上、面白い話し方のコツとして是非マスターして頂きたいものを5つお伝えしました。
みんなを不快にさせない話題選びは気を付けて当たり前のことですが、声のトーンやテンポ、表情、掛け合いなどは普段は意識していないという人が多いのではないでしょうか。これを気を付けるだけで、聞く人の態度に変化がみられるはずです。
また、話題を即座に選んだり、アドリブ力を付けたりすることは難しいことですが、努力すれば必ず身に付けることができるものです。人気者になりたいなら多少の努力は厭わず、訓練を積んでいきましょう。
表面上でも面白い話し方のコツが身に付けば、自然に面白い内容の話をすることにも慣れていくものです。まずは形だけでも、面白い話ができるようになりましょう。
まとめ
人気者になるための面白い話し方のコツは
・その場にいる人を一人でも不快にさせない話題を出そう
・声やテンポの抑揚を大切にしよう
・表情豊かに、身振り手振りを大げさ気味にして話そう
・独演会にならないように相手との掛け合いをしよう
・聞き手が求める話を即座に出せるようになろう