人前で緊張して動悸が速くなったり、顔が赤くなってしまったりするたびに、あがり症を治すにはどうすればよいのかと考えてしまいますよね。あがり症は、他人が思うよりとても辛いものです。単なる「緊張しやすい性格」では済ませられないほど、あがり症の症状が大きく表れる人もいます。
いろんな症状がありますが、よくあるドキドキするものから、汗をかいたり顔が赤くなったり、手や声が震えてしまうこともあります。どれも、あがり症である人にとって大きな悩みでしょう。
あがり症を治すには、まずどんな原因であがり症になってしまっているのかを把握することも必要です。原因が分からなければ、対策も練られませんよね。そこで今回は、あがり症を治すにはどうすれば良いのか、どんな原因と対処法があるのかをお伝えします。
あがり症を治すには?
知っておきたい3大原因とその対処法
本番に向けた事前準備
スピーチや発表など、人前に出て話す機会があることは事前に分かっていることがほとんどです。それに伴って練習などの事前準備ができていないと、本番で緊張してしまうのは当たり前です。
ある程度の緊張感を持って本番に挑むのは良いのですが、自分があがり症であると感じている場合には、事前準備ができていないと極度の緊張状態に陥ってしまいます。そのため、あがり症の症状がひどく表れる原因にもなります。
あがり症を治すには、事前準備をきちんとしておくことがまず第一です。特に、もともと苦手だと感じていることに関しては、本番に向けた事前準備は欠かせません。
人前で話すことの内容をしっかり順序立てて考え、実際に声に出して何度も繰り返し練習してみましょう。話すことを紙に書き出して読み上げていくと練習しやすいですし、本番に持っておけるようなメモを準備しておくこともオススメです。
また、あがり症を治すには誰かの力を借りることも必要です。会社の同僚や友人など、身近な人で構いませんので、練習に付き合ってもらいましょう。一人で練習するよりも、断然緊張することに気付き、そこで失敗してしまうかもしれません。しかし、事前準備の段階なので、どれだけ失敗しても良いですよね。
あがり症を治すには、「本番ではもっと緊張するだろう」と、事前準備を入念に行うようにしましょう。
思い込みやプライドが邪魔している
あがり症で悩む人の中には、プライドが高いために失敗は許されないと思い込む人や、相手に「見られている」と激しく思い込む性格である人も多いです。また、自分をよく見せたいなど、他人からの評価を過剰に気にする人もいますね。
あがり症を治すには、見栄やプライド、思い込みなどをポジティブに改善していくことが大事です。また、自分に自信がなく過度に緊張してしまう人も、ポジティブ思考を目指す必要があります。
このように、思い込みやプライドが邪魔してあがり症の症状が出てしまう人は、まず自分に自信を持つことから始めてみましょう。自分に自信を持てるようになれば、人前に出ても大丈夫だとプラス思考での思い込みができるようになります。あがり症を治すには、こうして意識を変えることが必要なのです。
また、他人からの視線や評価が気になるときには「意外と人は見ていない」と思うのも良いですよ。実際に、細かく見ている人はそこまでいないものです。
それでも、どうしても他人からの見え方を気にしてしまうときがあるでしょう。そういった対策として、あらかじめシチュエーションを想定して練習しておくことが、あがり症を治すには良いです。
トラウマを乗り越える
あがり症の原因として、過去のトラウマが関係している場合もたくさんあります。
例えば、過去に失敗してしまったことを強く覚えていたり、間違いを指摘されて恥をかいたことがあったなどです。
トラウマとなったことは人それぞれですが、失敗や恥をかくなどを一度経験すると、緊張してしまうのも仕方ありません。あがり症を治すには、こういったトラウマを乗り越えることも重要なのです。
過去のトラウマにとらわれずあがり症を治すには、相手に対して「緊張している」ということをあえて伝えるのも一つの手です。自分が緊張していることを受け入れてもらえると「緊張しても良いんだ」と思うきっかけになり、良い意味での緊張感を持つことができます。
また、トラウマを乗り越えてあがり症を治すには、過去は過去であると考えることも良いですね。トラウマとなったことはあくまでその時の出来事なので、「今は違う」「今回は大丈夫」と、現状を把握することで乗り越えられることも多いのです。
トラウマは辛いものですが、乗り越えることが出来れば自分が大きく変わることにもつながります。
いかがでしたか。あがり症を治すには、いろんな原因と対処法があると知っていただけたでしょう。ご自身に合う項目は、あったでしょうか。
あがり症を治すには、場慣れも必要です。「あがり症だから…」といろんなことを避けていては、慣れることもできませんよね。あがり症を治すにはあえて挑戦することも大事なのです。その挑戦に向けて、練習したり意識を変えたりすることで、さらにあがり症克服に近付けるでしょう。
また、トラウマに関しては本当に人それぞれの出来事があります。必ずしも「乗り越える」ことだけが正解ではなく、新たに「成功した感覚」を覚えていくことがポイントになるので、ご自身に合った対処法で克服してください。
いろんな練習や意識改善を試して、あがり症を治していきましょう。
まとめ
あがり症を治すためには
・入念な事前準備で緊張のもとをなくそう
・思い込みやプライドを良い方向へ改善しよう
・成功する感覚を知ってトラウマを乗り越えよう