あがり症に屈しない5つの方法!実力を引き出すためには


会社でのプレゼンや新社会人がみんなの前でする自己紹介など、あがり症だと緊張する場面でのスピーチは辛いですよね。上手く話せないところに顔がこわばる、手が震えるなどの症状が出るため、人に見られているのが耐え難くなってしまいます。

ですが、そういう場面は必ず訪れますし、避けることはなかなかできません。あがり症に負けず普段と同じように力を発揮できるようになりたいものです。そもそもあがってしまうのは、場慣れしていなかったりプレッシャーを感じるからですが、無理に封じ込めようとすると逆効果になることもあります。あがり症に屈しないために大切なのは、いかに緊張を和らげ普段と同じ状態に近づけられるかです。

そこで今回は、あがり症に屈せず実力を引き出す方法をお伝えします。

体の力を抜く

緊張している中で話そうとしても上手く声が出なくなりますが、これは体、特に上半身に力が入っているからです。そして声が出ないだけでなく、手足にも力が入り過ぎることで、震えも生じてきます

スポーツの解説でよく聞く「力み過ぎましたね」と同じ状態で、この時は心身ともに鍛え抜かれているはずの一流選手ですら思うような結果が出ません。それだけ、体に力が入るのは良くない状態ですので、首や肩を回すなどのストレッチで体をほぐすようにしてみましょう。

そして、本番前にもストレッチをして体をほぐしておけば、あがり症に負けずに自分の力を発揮できます。

 

声の震えを抑える呼吸をする

あがり症の人が大勢の前でスピーチをすると、声が裏返ったり震えたりすることがあり、それが自分でも分かってしまうため、恥ずかしくなったりより緊張を高めてしまいます。そういう時は、自分の呼吸を意識してわざとゆっくりにしてみましょう

あがっている際の呼吸は、浅くなりがちなので、常に余裕がない状態です。声にも心にも落ち着きがないようでは、思うように話せませんが、ゆっくりと呼吸をすれば落ち着きが取り戻せます

さらに、息を吸った時に多くの空気を取り込む腹式呼吸を行えば、より効果的です。このように呼吸を意識するだけで、あがり症でも緊張せずにスピーチなどができるのです。

 

練習を動画で撮って確認する

多くの人はスピーチする内容が決まれば、練習を行うでしょうが、その姿を動画で撮って確認するようにしてみましょう。とは言ってもほとんどの人は「上手くできていない自分」を見たくないので、抵抗を感じます

ですが、実際に動画を撮ってみると多くの人が、予想以上のできに驚くとともに自信を付けていきます。あがり症の自覚がある人ほど、できていないと思い込みがちですが、決してそんなことはないのです。

あがってしまう原因の一つが「自信がない」ことですが、本番前に「できている自分」を見れば自信が付くはずです。そうすれば、緊張に押し潰されることなく、よどみないスピーチができます。

 

スピーチする目的を再確認する

得意なジャンルであれば自信を持って話せそうですが、それでもあがり症であれば緊張してしまいます。それは「話す内容に自信」がないのではなく、「人に見られて恥ずかしい」「失敗だけはしたくない」と自分の気持ちが前に出ているからです。

これは、完全に目的を見失っていますので、このままでは緊張をほぐしていくのは難しくなります。一度冷静になり、何のために話すのか、その目的を頭の中で改めて確認してみましょう。

プレゼンであれば「仕事のアイディアを通すため」自己紹介であれば「自分の名前を憶えてもらうため」など、それぞれの場面でそれぞれの目的があるはずです。目的を確認するだけでも、緊張はずっと和らぎます。

 

コミュニケーションに慣れる

大勢の前でも全員が知っている人だとあがらないのに、一人でも知らなかったり顔を会わせる程度の人がいると、途端に緊張する人もいます。そういう人は、人見知りである可能性があり、そのせいであがり症になっているかもしれません。

そのため、あがり症に負けないようにするには、人見知りを改善しなければなりません。なので、自ら積極的に話したことのない人や初対面の人に話しかけたり、セミナーに参加した時は質問をしていきましょう

とても勇気がいることですが、こういうことを実践していけば、徐々にコミュニケーションを取ることに慣れていきます。そうすれば、いずれ知らない人がいても苦には感じなくなりますので、緊張の度合いもかなり低くなります。

 

さて、あがり症に負けて、毎回人の前でスピーチをする時は上手くいかなかった人も、そんな日々には今日でおさらばです。体や呼吸を少し意識したり目的を忘れずにいるなど、簡単なことで緊張はずっと和らげられます

また、練習もただ話す内容を声に出して読むだけではなく、動画を撮って確認することで客観的に自分を見られるので、修正するべきところやそのままでよい部分が分かります。そして「これでOK!」という自分を確認できれば、自信を持って本番に臨めますので緊張するはずがありません

人見知りを改善するのは時間がかかりますが、これも必ず克服できるものです。あがり症の対策をしっかりとすれば、もう二度と不安や緊張に悩まされませんので、必ず上手くスピーチや自己紹介など人前で話すことができるでしょう。

まとめ

あがり症に屈せず実力を引き出す方法は

・体に入っている力を抜くためストレッチをする
・ゆっくりと呼吸をして心に余裕を持たせる
・練習しているのを動画で撮って確認する
・目的を再確認し自分の気持ちが出るのを抑える
・自ら積極的に話しかけるなどしてコミュニケーションに慣れる


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