仕事でのプレゼンや面接など、人前で話す時に緊張で固まったり、おどおどして上手く話せないあがり症の人は、その対策があればぜひ知りたいですよね。そもそも、日本人は失敗を恐れたり、恥ずかしいと思う傾向が強いので、あがり症の人は多いのです。
あがり症の対策をする上で、欠かせないのが事前準備をすることです。あがってしまう原因は「話すのが得意でない」「人前だと緊張してしまう」「失敗して恥をかきたくない」などと、色々なものがあります。
どれも、今すぐに改善するのは難しいですが、対策をすることは可能です。少しでもあがってしまうのを抑える為、事前にあがり症の対策をしっかりして、スピーチに臨むようにしましょう。
そこで今回は、あがり症の人が実力を発揮するための事前対策をお伝えします。
これでOK!
あがり症の人が実力を発揮するための事前対策
スピーチの練習をする
スピーチにとって最大の敵は、言葉に詰まったり次の言葉が出てこないことになります。ただでさえ緊張しているのに、言葉に詰まったりすると、焦りが出てさらにあがってしまい、スピーチどころではなくなります。
そこで、あがり症の対策として、とにかくスピーチの練習をすることです。鏡の前に立って練習したり、出来れば友人や会社の同僚など、気心の知れた人たちに集まってもらい、本番の雰囲気を再現した上で練習すると、さらに効果的です。
何回も練習していけば、スピーチの言葉や言い回しが決まってくるので、本番ではその通りにスピーチをすればよいのです。話す内容が固まっていれば、言葉に詰まることも少なくなりますので、あがってしまうのをかなり抑えることが出来ます。
結婚披露宴など、ある程度の決まり文句がある場合は、スピーチそのものを丸暗記するのも、有効なあがり症の対策になります。丸暗記をすれば、言葉が自然と口から出ますし、心に余裕が生まれるので、聞き取りやすくカッコ良いスピーチになります。
ただし、会社のプレゼンでは質問される場合もあり、予想外のことが起きる可能性もあります。その場合の対策については、後ほどお伝えします。
色んな人とコミュニケーションを取っておく
新入社員の時に、みんなの前で自己紹介をしたり発表をするのは、かなり緊張するものですよね。しかし、何年か経つと会社の雰囲気に慣れ、周りの人のことも分かってきたおかげで、発表をする時もあがらなくなります。
つまり会社のプレゼンであがってしまうのは、どういう人か分からない相手に対して話をしなければならないからです。ですが、プレゼンに出席している人が、自分の知っている人であれば、気持ちも楽になり、緊張する度合いも少なくなります。仲の良い人であれば、なおさら緊張することはありません。
プレゼンには誰が出席するか分かりませんので、普段から色んな人とコミュニケーションを取って、距離を縮めておくことが、あがり症の対策に繋がっていきます。コミュニケーションを取る時は、自分を良くみせようと意識せず、ありのままを出していくようにしまよう。
そこで自分の悪い部分が相手に分かってしまっても、真面目に仕事をしていれば、社員としての評価が下がることはありません。なので、上司に対しても恐れずに、コミュニケーションを取るようにして下さい。
知識を身に付ける
前述した2つの対策をしたおかげで、上手くスピーチを乗り越えたとしても、まだ安心することは出来ません。仕事のプレゼンだと、この後に質問が飛んでくることがあります。この時、質問に対しての心構えや対策が出来ていないと、頭が真っ白になって、あたふたしてしまう危険性があります。
なのであがり症の対策は、どんな質問が飛んできても答えられるところまで仕上げておくようにしましょう。残念ながら、どんな質問が飛ぶかなんて100%分かるわけではありませんので、絶対の対策にはなりません。しかし、自分の考え得る範囲で「こんな質問があるかもしれない」と想定し、答えを用意しておくだけでも、安心感が生まれますので、あがり具合は緩和されます。
理想的なのは、プレゼンの内容に関しての知識を全て身に付け「専門家」になることです。人は専門家になれれば、自信が生まれますので、心に余裕が出来る為、あがることも少なくなります。ただし、身に付けた知識を人に話したくなり、つい知識をひけらかしてしまうと、話を聞いている人に不快な思いをさせてしまうので、注意して下さい。
専門家には簡単になれませんが、予想出来る質問の答えの用意は必ずしておきましょう。それも忘れた場合は、「質問があるかもしれない」という心構えを持って下さい。それだけでも、あがり症の対策として多少の効果は発揮します。
いかがでしたか。あがってしまう原因は、大きく分けると「失敗する自分を恐れている」か「スピーチに出席する相手」に対してかの2パターンです。両方当てはまる人もいれば、片方だけの人もいるでしょうが、あがり症の対策はその場で出来るものではなく、事前の対策が重要になります。
今回お伝えした対策をすれば、驚くほどあがり具合を抑えらますので、近々スピーチやプレゼンをする予定の人は、必ず行って下さい。しかし、あがり症の対策は、あがり症の克服にはなりませんので、混同しないようにしたいところです。
しっかりとあがり症の対策をして、スラスラとスピーチやプレゼンをこなして、周りの人を驚かし、スマートな自分を見せてあげましょう。
まとめ
あがり症の人が実力を発揮する為には
・スピーチの練習をして言葉に詰まらないようにする
・色んな人とコミュニケーションを取り距離を縮めておく
・どんな質問でも答えられるよう知識を身につけておこう