自分に自信が持てずに気力が出ない方でも、簡単なメンタルトレーニングによって誰でも自分に自信をつけることができます。世の中にはメンタルが強い人も弱い人もいますが、メンタルが強い人も、生まれつき強い訳ではありません。育ってきた過程の中で、強いメンタルを鍛えてきたのです。つまり、今からでもトレーニングによってメンタルを鍛えることができるという訳です。
生きている限り、良い出来事ばかりではありませんよね。失敗したり嫌な出来事にも直面します。そんな失敗を引きずってはいないでしょうか。また、他の人と比べてみると、自分が惨めに思えてしまうものです。そんな風に思っているうちは、自分に自信は持てません。自信をつけて、そんな自分とはおさらばしましょう。
そこで今回は、自分に自信をつけるためのメンタルトレーニングについてお伝えします。
自分に自信をつけるための
5つのメンタルトレーニング
気になっていることを書き出してみる
嫌な出来事や失敗したことを引きずっている人は、物事を悲観的に捉えて、悪い面しか見えなくなっています。物事には必ず良い面と悪い面とがあります。どんな嫌な出来事でも見方を変えれば、よかった点が必ずあるものです。また、失敗したとしても、次に同じ失敗をしないためのよい経験だったと思えば、前に進めるものです。
そのような時の自分に自信をつけるためのトレーニングの1つ目は、気になっていることを書き出すことです。その時、事実と自分の感情を分けて書いてみてください。事実は変えられませんが、その事実に対する感情は変えられます。その事実は、悪いことばかりではなく、違った方向から見れば、きっと良いこともあるはずです。それを見つけられれば自分に自信をつけるきっかけが見つかるでしょう。
ポジティブな考え方に関心を持つ
アメリカの心理学者マーティン・セリグマン氏は、ネガティブさよりもポジティブさに関心を向けることが幸福のカギだ、という説を唱えています。そして、この考え方から、自分のネガティブな思い込みに反論し、ポジティブに考えるやり方が推奨されているのです。この、ネガティブな思い込みからポジティブな考えに関心を向けることが、自分に自信をつけるためのトレーニングの2つ目となります。
ポジティブな考え方に関心を持つためには、ネガティブに考える自分自身と議論しなければなりません。なぜ、この事実に対して、ネガティブに思うようになったのか。その事実に対する別の見方は無いのか。とにかく思い付くことを自問自答して、ポジティブな考えができないか試してみましょう。この時、自分に自信をつけるためのトレーニングの1つ目で書き出したメモが役に立ちます。
ストレスを発散する「儀式」を持つ
自分に自信をつけるトレーニングの妨げになるのがストレスです。ストレスが溜まっていると冷静な判断ができません。ネガティブな考えに囚われてしまい、事実と感情の区別がつかなくなります。そのため、うまくストレス解消しながらトレーニングしないと効果が期待できません。
ストレスを解消する手段はたくさんありますが、何が効くからは人によって個人差が大きく、これが正解と言えることはありません。いろいろ試して自分に合ったストレス解消法を見つけましょう。
おすすめは、ストレスを発散する自分専用の「儀式」を持つことです。「儀式」と言っても難しいことではありません。寝る前に、頭の中を空っぽにしてストレッチする、なんてことでよいのです。なお、この「儀式」の間は、ストレスになることは一切考えずに過ごすことが重要になります。また、自分が気になっていることを誰かに聞いてもらうことも、ストレス解消には効果的です。そうやって、自分に自信をつけるトレーニングの妨げになるのストレスを解消しましょう。
達成感を味わい自信を付ける
誰でも1度は達成感を感じたことがあるはずです。難しいパズルが解けたとか、スタッフとして参加したイベントが成功だったとか、どんなことでもよいのです。こういった成功体験は、自分に自信をつけるのにとても効果的です。これをトレーニングの1つとして取り組みましょう。
この時意識してほしいのは、結果を目標にしないことです。やってみて結果がいまいちだった場合、ネガティブな考えに囚われてしまいます。それを避けるためにも、行動すること自体を目標にしましょう。例えば、昨日、怒られた苦手な上司に、大きな声であいさつするのを目標にしてみましょう。そうやって毎日挨拶できることが、自分に自信をつけるきっかけになるかもしれません。
想像力を力に変えるイメージトレーニングをやろう
自分に自信をつけるためのトレーニングとして、ぜひ、取り組んでほしいのが、イメージトレーニングです。失敗したらどうしよう、こんなことされたら嫌だなと思っていると、いつまで経っても行動に移せません。またせっかくの機会を、知らずに失っているかもしれません。
積極的に、成功した姿を、また、そのためにどうすればよいかイメージしてみましょう。そうすれば、現実でも正しく行動できるようになり、それが成功体験となっていきます。また、こんなことをされたらうれしいな、と思うことをイメージしてみましょう。そうすれば、他の人にもそれができるようになり、自分に返ってきます。良いイメージが実現できたら、それが自信となって行動にも表れてきます。自分に自信をつけるイメージトレーニングによって、自信を持って動ける自分を実現しましょう。
いかがでしたか。自分に自信をつけるためのメンタルトレーニングについてお伝えしました。
自信が無いと、目に見えるもの全てに対してネガティブな印象を持ってしまい、毎日の生活さえ憂鬱になってしまします。しかし、自分に自信を持てれば性格も明るくあり、生活も目に見えて変わります。明るかった自分を取り戻すため、また、新しい自分を見つけるために、自分に自信をつけるためのトレーニングにチャレンジしてみませんか。
メンタルトレーニングは最初は効果が見えにくく、続けていけるか不安になるかもしれません。しかし、長く続けることで、少しづつ変わっていきます。そして、いつの間にか自分自身が変わったことに気が付くはずです。ぜひ、自分に自信をつけるトレーニングを通じて、ポジティブな性格を手に入れましょう。
まとめ
自分に自信をつけるためのメンタルトレーニングとは
・気になっていることを書き出してみましょう
・ポジティブな見方がないか考えてみましょう
・ストレスを発散する自分なりの「儀式」を持ちましょう
・小さなことでもよいので達成感を感じてみましょう
・成功した自分をイメージトレーニングしてみましょう