自分の魅力について語るのは案外難しいもので、更には自分に自信をつけるのも、とても難しいことですよね。特に本来、奥ゆかしい性質の人が多いと言われる日本人という人種にとって自己の『自信』や『魅力』というワードは、少しハードルが高いものでもあるでしょう。
しかし、近年の社会ではそれを美徳とする考え方は薄れてきています。積極的にアピールしてこそ自分を表現することになるのです。
自分をアピールするのが苦手な人にとって自分というものを売り込むような行為はとても重いと感じるかも知れませんが、ちょっと見る角度を変えてみると違う世界が見えてきますよ。
そこで、今回は自分に自信をつけるには?貴方の魅力を見出す5つの方法についてお伝えします。
自分に自信をつけるには?
貴方の魅力を見出す5つの方法
比較対象は『他人』ではなく『昨日の自分』
自分と他人を比較すれば自信がなくなるのも当然です。どうしたって他人の良い所しか目に入らないものです。
どんなに自信満々に見える人でも、その人にはその人なりの悩みやコンプレックスもあるのに、外から見ているだけではなかなかそれに気付くことは出来ません。
ですから人は人、自分は自分。それより『昨日の自分』と『今日の自分』、『過去の自分』と『現在の自分』を比較することが自分に自信をつける最善の方法なのです。
たった一日では成長なんてしないでしょ?と仰る方もいるでしょうが、人は日々経験・学習をしています。少なくとも昨日という一日分の経験は積んでいるので「全く成長していない」ことはないはずです。自分に自信をつける方法の1つとして、今日の自分が昨日の自分よりほんのわずかでも成長していれば良い!と考えてみて下さい。
昨日出来なかったことが今日は出来ていた、過去ダメだった自分が現在は前向きになっている、そんな状況を自分の持つ力、自信として前進することこそ魅力的なのです。
姿勢を正すのと笑顔
一見、関係なさそうに感じるかも知れませんが、姿勢と自分に自信をつける事は深いつながりがあります。姿勢を正すだけで、仕事や健康や性格などが好転します。
胸を張り、まっすぐ前を向いて自分の体を大きく見せるよう心掛けてみてください。周囲からも正しい姿勢の人は自信がみなぎり、魅力的に見えるものです。
近年の脳科学や心理学でも、姿勢が心理に与える影響の大きさは話題になっています。2分間の『仁王立ち』を日課にするだけで自分に自信をつけるのに役立つといいますから是非お試しください。
それと同様に『笑顔』も自分に自信をつけるのには、とても効果的です。常に笑顔でいれば、決して楽しくない状況でも何だか良い気分になれます。また、周囲からも笑顔の人への評価は高い傾向にありますから自分に自信をつける効果ありです。
自信過剰を捨て不完全さを認める
自分に自信がないという人の多くは逆に『自信過剰』の傾向があるといいます。ちょっとした壁にぶつかった時、自分なら出来るはずなのにとか、思う通りにいかないことで自信喪失するのです。
そんな過去の自信過剰な状態に気付けば、自ずとそんな時の対処法や自分に自信をつける方法もわかってくるはずです。
人は不完全なのが当たり前なのです。自分の不完全さを認め、自分の失敗を許すことが出来れば事態は一変するはずです。
全ての失敗を自身で引き受け対処することで、自分に自信をつけることが出来ます。周囲からの評価ばかりに振り回されず、困難なことに立ち向かう自分のことを好きになることが自信になるのです。
小さな成功体験を重ね自分を褒める
成功した経験を重ねることが自分に自信をつける一番の近道です。どんなに小さなことでも良いので、成功したことを思いっきり褒めてあげましょう。
人は褒められることで自信につながります。もちろん、他人から褒められれば更に効果も倍増しますが、自分に自信をつけるには積み重ねが重要なので自分で自分を褒めるのも充分効果的です。
失敗の数などと比較する必要はありません。成功した経験だけに意識を向けて、前向きに進むことで自然に自信につながるのです。
何か一つ毎日継続してみる
自分に自信のない人というのは、多くの場合、何かを成し遂げたことがないから自分に自信が持てないというケースが多いものです。
ですから、どんな簡単なことでも些細なことでも良いので、毎日続けてみることを見つけてみて下さい。
突然高いハードルをかかげることはありません。毎日1回で良い、例えば、本当はやればやったで良いのはわかっているんだけど、ちょっと面倒で避けていた、なんてことがあれば最適です。
ペットや草花のお世話、パズルや日記など。最初は面倒くさくて投げ出したくなるけれど毎日続けている内に日課の様になって気付いたらかなりの期間、継続出来ていた。
その継続してきた期間の経験や学習したことは自分の自信になるはずです。自分に自信をつけるには簡単なことを選んで絶対に継続すること。
大変になって投げ出して、自分自身に言い訳するようなら自分に自信をつけるどころか、逆効果でダメな人間のレッテルを自身に貼ってしまうことになりかねませんから。
いかがですか。以上が自分に自信をつけるには?貴方の魅力を見出す5つの方法です。まずは自分を好きになることが第一です。
自分の悪い部分ばかりを見ていたら、どんなに魅力的な部分があったとしても、それに気付くことなどできないものです。魅力的な人を見て、自分もそうなりたいと理想を抱くのは決して悪いことではありませんが、コピーする必要はないのです。人の持つ魅力なんて決まりはないのですから。
そして、大事なことは自分を好きになれば自分の魅力にも気付くことができます。自分の魅力に気付いた人はそれだけでキラッと光るものが見えるのです。
それは積極的にアピールなどしなくても、周囲には案外伝わるものでふとした時に高く評価して貰えたりして、それが自信につながったりするのですよ。
まとめ
自分に自信をつけるには
・比較対象は『他人』ではなく『昨日の自分』であると意識しよう
・姿勢を正すのと笑顔でいることが大切
・自信過剰を捨て不完全さを認めよう
・小さな成功体験を重ね自分を褒めていこう
・何か一つ毎日継続してみよう