飽き性だから、何をしてもすぐに興味を失ってしまうということが悩みの人っていますよね。仕事も、趣味も、恋愛も、何でもすぐに飽きてしまって続かないのは、一体何が原因なのでしょうか。
どんなことにも言えることですが、飽きてしまうということは、それを行う人間が興味を持続させることができないということが考えられます。飽き性と言われる人はその傾向が特に顕著で、周囲がどれだけ飽きさせない工夫を凝らしても、誰よりも早く飽きてしまうのです。
そんな飽き性の人でも興味を持って取り組めるようにするにはどうすれば良いでしょうか。それはもちろん簡単なことではありませんが、本人の意識改革次第では、必ず飽きずにやり遂げられるようになるはずです。
そこで今回は、飽き性の人でも飽きずに何かを続けるために必要な考え方についてお伝えします。
マンネリ解消の技を入れよう
飽き性改善のための正攻法は、やはり変化を付けてマンネリを解消することですね。デートでも、仕事でも、勉強でも、いつも同じやり方では飽きるのも早いです。
ですが、毎回雰囲気の違うところでデートしたり、仕事や勉強の手順を変えてみたりすると、毎回新鮮な気持ちを得られて興味が持続しやすいです。料理も、飽きないように「味変」というものがあるのと同じで、何だってやり方を変えればそれは新しいものと同様に感じられるのです。
また、対象が同じでも、関わり方を変えることで新しい魅力を発見することができるという利点もあります。
興味のあるところから繋げていこう
飽き性の人は、何に対しても興味が薄い傾向がある人が多いですよね。でも、そんな人でも自然に興味が持てるものが何かしらあるはずです。その物事と、飽きやすいものとを繋げて考える習慣を付けましょう。
例えばファッションが好きなら、会社で会う人のファッションチェックを密かに行いながら仕事をすれば良い息抜きになります。食べ物が好きなら、好きな食べ物の歴史や英語で何と言うかなどを調べると勉強にも繋げやすいです。
これは自分にしかわからないこじつけでも大丈夫です。とにかく、対象が興味があるものに繋がっているというイメージを持つことが大切なのです。
対象を擬人化してみよう
オタクの世界では、あらゆるものが擬人化され、萌えキャラへの変身を遂げています。これは実は、つまらないものを楽しくする画期的な手段と言えるもので、飽き性の人にも応用できる方法なのです。
もし、仕事に飽きてしまうということなら、扱っている商品やプロジェクトを擬人化し、性格付けをしてみて下さい。萌えキャラにまでする必要はありませんが、できれば、自分にとって好ましいイメージを付けるのがおすすめです。
それらを売り出したり、他の人にアピールすると考えると、何だかやる気が出てきませんか?ものを扱うだけでは飽きても仕方がありませんが、人(擬人化したもの)が相手だと思うと、中途半端なことはできなくなり、最後までやり遂げる意欲がわくはずです。
ご褒美制を取り入れよう
既に飽きてしまったものをずっと続けるのは苦行そのものと言っても良いでしょう。でも、その苦行の先にご褒美があるとしたら、頑張る気力も湧いてきませんか?
飽き性の人が飽きずに何かをこなす究極の手段は、「ご褒美制」を取り入れることです。飽き飽きしながらも頑張った日には、安いものでも良いので自分へのご褒美を与える習慣を付けましょう。
これは、当然ですが飽きて途中でやめた時にはご褒美は無しにする意志の強さが必要です。自分ルールを守れる自信が無ければ、この方法はあまり効果が出ませんので気を付けましょう。
時には自分に罰を与えよう
こちらもある程度の意志の強さが必要ですが、やり遂げた時にご褒美を得られるようにするのとは逆に、飽きて投げ出した時に自分に罰を与えるという方法です。
ここで与える罰は、心理的なものよりも物理的なものがおすすめです。例えば、飽きたからと途中でやめたことがある日は食事を抜くとか、甘いものやお酒を飲まないようにするなど。これくらいしなければ、「飽きてやめる=いけないこと」という意識が身につきません。
元々、飽き性ですぐに投げ出すことに抵抗が無い人は、自分に甘い傾向があります。その甘さを引き締めるためにも、何かをやり遂げる大切さを身をもって知ることも大切です。
以上、飽き性を克服するための方法についてお伝えしました。飽き性を克服するためには、飽きない工夫をする方法と、飽きてもやめない工夫をするという方法があります。今回はそのどちらもお伝えしましたが、どの方法も個人の性格によって向き・不向きがあるので、合わない方法だと思ったら、無理に続けない方が良いです。
飽き性はその人の性格のため、自分で自分に戒めを与えても改善されないこともありますし、興味を持とうと頑張っても、興味というものは湧かないときは湧かないものです。
でも、この機会に飽き性とはさよならしたいということなら、今が飽きずに続ける根気を身につけるチャンスです。この機会に、何事もやり遂げられる強い意志を持てるようになりましょう。
まとめ
飽き性を克服する方法や心の保ち方は
・常に新鮮さを感じられるようにマンネリ解消の技を入れよう
・興味が無いものでも興味のあるところから繋げていこう
・親しみを持って取り組めるように対象を擬人化してみよう
・飽きても頑張れるようにご褒美制を取り入れよう
・時にはやり遂げられなかった自分に罰を与えよう