話下手さん必見!気持ちを上手く伝えるための5つの秘訣


この世には話上手な人もいれば話下手な人もいます。話下手を自認する人は、話上手になりたい、そこまで行かなくても、自分の気持ちをちゃんと伝えられる程度のスキルを身に付けたいと思いますよね。

確かに、どんな時でも聞く人を引き込み、楽しませることができるトークスキルは誰から見ても羨ましいですが、それを身につける前に人が習得するべきなのは、「伝える力」です。話下手な人は周囲を楽しませることはおろか、自分の考えや意見を100%伝えきれていないことの方が多いのではないでしょうか。

まずは、笑いを取るよりも場を盛り上げるよりも、話自体はつまらなくても良いので相手に伝える力を培いましょう。そこで今回は、気持ちを聞く人に伝えるために必要なことについてお伝えします。

 

話下手さん必見!
気持ちを上手く伝えるための5つの秘訣

 

一度にたくさん伝えようと思わないようにしよう

まず、話下手でまだ伝えることに慣れていない自覚があるのなら、一度にたくさんのことを伝えようとしてはいけません。一つの話に自分の意見をたくさん盛り込み過ぎると、そのどれも相手に伝わらずに終わってしまう可能性が高いからです。

つまり、相手に100%伝えたいと思うなら、重要なことを一つ二つに絞って、ストレートに伝えることが大切です。愛の告白でも絶縁でも、「好きです」「別れよう」以外の自分の意見を下手に絡めてしまうと、一番伝えたいポイントである好きだということも、別れたいということも伝わらなくなってしまいますよね。

たくさん伝えたいことがあるなら、複数回のタイミングに分けましょう。そして優先順位が一番高い気持ちを最初に伝えるというのが鉄則です。

 

誰にでも受け入れられる表現を用いよう

自分の意見を話す時、一般人にはわからない専門用語やネットスラングを多用すると、言いたいことがしっかりと伝わりません。会話の内容や伝えたい意見がしっかりしているのにうまく伝わらないという人は、聞く人と共通の言語や表現を使っていない恐れがあります

自分では「これくらい考えればわかるでしょ」と思っていても、聞く人にとっては他人の話を聞きながらあれこれ意味を考えるのは面倒なものです。相手が知りたい話をしているのならまだしも、ここでは話し手が伝えたいことを聞いてもらっているというスタンスなのですから、少しの手間もかけさせてはいけません

どんな話や意見を伝える時であれ、聞き手が深く考えなくても理解できる表現や言語を使うのは、話の上手い下手以前のマナーです。

 

相手のコンディションを把握してから話そう

自分の気持ちを伝える時は、相手が受け取りやすいコンディションにいるかどうかを確認してから話し始めましょう。例えば、今自分のことで手一杯な人に悩み相談をしてもしっかり伝わらないのは目に見えていますし、話し手のことが嫌いな人に愛の告白や褒め言葉、アドバイスなどをしても聞く耳を持ってもらえませんよね。

話下手と言われる人には、相手の状況を見ずに話し始めて、結局最後まで話しきれないということもよくあるのです。逆に、相手の気持ちに余裕があり、どれだけ話下手でもゆっくり聞ける状態であれば、ちゃんと伝えることは難しくはありません。

 

大事なことを最初に話そう

話す際に意識したいのは、最初に本当に伝えたいことを一言で述べ、その後にその理由や肉付けする要素を話すということ。例えば会議などで「私はこうしたいと思う」ということを伝えたければ、最初に「こうしたいと思う」という気持ちや要望を述べ、「なぜそうしたいか」、「そうすることでどんなメリットがあるか」を言うのが無駄なく伝わりやすいです。

この通りにせず、思いついたままに口に出しては話がまとまりませんし、何を伝えたかったのか聞く人にはわかりません。また、話上手な人は「今するべきことは」→「メリットになるのはどんなことか」→「私はこうしたいと思う」と、真逆の順番で話すこともありますが、話下手ならこれは危険な順序です。話下手な人は話の軸がブレやすく、要点を最後に持って行くといつまでもそこに到達しない恐れがあるからです。

 

反対意見に負けないようにしよう

話下手の自覚がある人、つまり自分の話はまともに聞いてもらえないと思っている人は、他人の反対意見に屈しがちになります。でも、そんなものには負けずに、自分の意見を押し通す意志の強さを持つようにしましょう

絶対に自分だけが正しいとまで思う必要はありませんが、せっかく他人に伝えたいことがあるのですから、それを簡単に折り曲げてしまうのは勿体ないことです。「伝える力」とはトークスキルだけを指すのではなく、周囲に流されない意志の強さも関係しているものなのです。「誰に何と言われようが伝えたい」と思って話すことで、聞く人も心を動かされるようになるはずです。

 

いかがでしたでしょうか。気持ち、意見、考え方……などなど、自分の胸の内にあるものを他者に伝えるために必要なことについてお伝えしました。

話下手と言われる人は、話が下手というよりも、自分の頭の中にあるものを言葉にするのが苦手だと言った方が良いでしょう。これを克服するためには、自分が思いを言葉にできるスピードを超えないこと(たくさん伝えようとしないこと)、聞く人が受け入れやすい言葉や状況で話すこと、大事なことを確実に伝えるという意志を持つことです。

あなたが相手に何を伝えたいかハッキリとわかっているのなら、これらに気を付けるだけでも聞く人は受け入れやすくなるものです。話下手だからと諦めずに、誰かに気持ちを伝えることにどんどん挑戦していきましょう。

まとめ

話下手でも気持ちを上手く伝えるための注意点は

・一度にたくさん伝えようと思わないようにしよう
・誰にでも受け入れられる表現を用いよう
・相手のコンディションを把握してから話そう
・大事なことを最初に話そう
・反対意見に負けないようにしよう


連記事