世の中には、コミュ障でも自分に合った環境で仕事をしている人がたくさんいます。せっかく仕事をするなら、他の人を気にすることなく、自分のペースで集中して仕事がしたいですよね。とはいえ、そんなコミュ障な人が安心してできる仕事は、多くはありません。もっといろいろな仕事ができたはずなのに、それを諦めて今の仕事を選んだ、という人の方が多いのです。
では、コミュ障な人でもやっていける仕事には、どんなものがあるのでしょうか。また、そんな仕事で心に留めておくことはなんでしょうか。誰にも相談できずに不安に思っているばかりでは、いつまで経っても仕事に就くことはできません。そこで今回は、コミュ障な人が仕事を始める時に覚悟しておきたいことについてお伝えします。
コミュ障が仕事を始める時☆
持っておきたい5つの覚悟
人に使われることを受け入れる
人には、大きく分けると、作るのは得意だが管理が苦手な人と、管理は得意だが作るのが苦手な人の二種類の人がいると言われています。小学生のころを思い出してみてください。他の子が飽きて放り出してしまうことでも、コツコツと最後までやってしまう子がいたことでしょう。また、面倒見が良くて周りから頼られる子もいたのではないでしょうか。
作るという作業は、一人で長い時間やれる性格が向いています。一方、管理するには、利害を調整するために多くの人と話すことを苦にしない性格が向いています。
コミュ障の人が仕事を選ぶとしたら、もちろん作る側の人。しかし、1人で作っているだけでは仕事にはなりません。世の中にある作る仕事は、自分で管理するか、誰かに管理されるかのどちらかです。作ることだけをやろうと思ったら、誰かに管理してもらわなければなりません。コミュ障の人が仕事を始めるなら、まずは、誰かに管理されることを受け入れましょう。
お金持ちにはなれないかもしれない
お金持ちになるコツは、多くの人に喜ばれることだと言われています。そして、多くの人に喜ばれるためには、広く世の中に自分のアイデアをアピールして、そのアイデアで成功しなければなりません。さらに、成功するために多くの人の協力を取り付ける魅力も、お金持ちになる条件の1つです。
しかし、コミュ障で人と会うのが苦手な人には、広くアピールしたり、多くの協力者を惹きつけることはかなり厳しいと言えるでしょう。そのため、コミュ障な人が、仕事で大金を得るということは難しいかもしれません。
とはいえ、お金持ちになることが幸福かといえば、必ずしもそんなことはありません。自分らしい生活ができていれば、仕事でもらえるお金が多少少なくても十分幸せを感じることが出来るのです。コミュ障の人がやる仕事ではお金持ちになる可能性は低いかもしれませんが、別の形で満足できる幸せな生活を目指しましょう。
コミュ障こそ専門職を
コミュ障だからといって、やれる仕事が無い、なんてことはありません。人とそれほど話をしなくても出来る仕事はたくさんあります。
例えば、工場の仕事。チームで物を作る作業もありますが、1人でノルマの数をこなしていく作業もたくさんあります。また、長い距離、物を運ぶ仕事も基本的には1人です。人と話をしなくても、任されたことを確実にこなしていく作業の仕事は他にもたくさんあります。
しかし、そういった仕事は、誰でもできるだけに、コミュ障であることがデメリットになることもあります。だからといって、変に妥協して仕事を選ぶことは避けましょう。出来ることなら、自分に合った専門職を目指したいところです。プログラマーや特殊な清掃の仕事など、コミュ障でもスキルを身に付ければずっと続けられる仕事が世の中にはあります。
おすすめはプログラマー
コミュ障の方におすすめの仕事の1つがプログラマーです。プログラマーと言うと、専門学校に通って勉強しないとできない、難しい仕事と思われるかもしれませんが、細かいことをコツコツとやれる性格なら、誰にでもできる仕事なのです。そのため、対人関係が苦手なコミュ障でも、多くの人がプログラマーとして活躍しています。むしろ、コミュ障の方がプログラマーの仕事に対する適性が高い、とも言われているくらいです。
ただし、注意してほしいのは、就職の仕方です。残念ながら、新卒でプログラマーを目指す人はたくさんおり、就職面接で会話の上手い人と比べられると、コミュ障の方はなかなか合格できません。そんな時は、ITに強い講座付き就職サポートを利用しましょう。また、プログラミングスクールの中には、インターンを受け入れてくれる就職先を紹介してくれるスクールもあります。そういったところを積極的に利用しましょう。
スキルアップを目指そう
コミュ障の人が仕事をしていくと、どうしても普通の人と比較されてしまうことがあります。会社が順調な時は良いのですが、会社の業績が下がってくると好きな仕事をやらせてもらえないこともありますよね。そうならないためにも、仕事に就いたらスキルアップを続けましょう。それが普通の人との差別化になり、自分を選んでもらえる理由になるからです。
特にプログラマーを仕事に選んだのなら、長くこの仕事を続けていくためにもスキルアップは欠かせません。常に新しい技術にアンテナを張っておくことをおすすめします。そんな勉強熱心な姿はいっしょに働く仲間にも良い影響を与え、あなたに対する評価も高くなっていきます。
仕事が充実すると、全てがうまくいくようになるものです。そうやって、いつかはコミュ障自体を乗り越えられるかもしれません。
いかがでしたか。コミュ障な人が仕事を始める時に覚悟しておきたいことについてお伝えしました。
コミュ障だからと言って、出来る仕事が無い、などとあきらめる必要はありません。人と極力話をしないでも済む仕事は世の中にたくさんあります。ですが、誰でも出来る仕事を、一生の仕事にするのはおすすめできません。あなたがコミュ障だとしても、他の人が持っていない性格や特技が必ずあるはずです。それを生かす仕事を目指しましょう。
おすすめは、プログラマーですが、もちろん他にもコミュ障な人に向いた仕事がたくさんあります。そして、仕事に就いたら現状に満足せず、スキルアップを目指すこと。そうやって身に付けたスキルが必ずあなたを助けてくれます。コミュ障の人が仕事を始めるには、それなりに覚悟が必要です。とはいえ、多くの人が仕事に就いています。あなたにできないはずがありません。
まとめ
コミュ障の人が仕事を始める時に覚悟しておきたいこととは
・ 人に使われることを受け入れよう
・ お金持ちにはなれないかもしれないことを考えておこう
・ コミュ障だからこそ専門職をめざそう
・ 専門職のおすすめはプログラマー
・ 就職したらスキルアップを目指そう