人見知りを克服するには、なぜ人見知りをするのかをまずは知りたいところですよね。実は、人見知りとは「恐怖心」の表れなのです。ただ、恐怖心が一概に悪いものだとは言えませんし、生きていくうえで多少なりとも必要にはなります。
しかし、その恐怖心が大きすぎると人見知りになってしまい、人間関係を円滑に進めることが難しく感じたり、ストレスになったりします。症状が酷い場合には「不安障害」などの精神疾患にもつながります。
「人見知りを克服したいと思うけど、方法がわからない」や「子どものころから人見知りだから、今さら治せないかも」のように悩んではいませんか。人見知りの克服は、大人になった今からでも遅くありません。まだ間に合いますよ。
そこで今回は、大人のための人見知り克服法をお伝えします。
今からでも間に合う!
大人のための人見知り克服法!
脱!自意識過剰
人見知りに悩む人には、「自意識過剰」なタイプの人がたくさんいます。周りからどう見られるのかを過剰に気にして怖くなってしまいます。さらに、「自分を良く見せたい」という欲求も出てくるのです。
また、人見知りは自分に自信を持てない人にも多く、自信がないためにうまく話すことができない場合もあります。
そこで人見知り克服法として考えたいのは、このような意識を変えることです。
まず、周りからどう見られるのかを過剰に気にしてしまう人は、「意外と人は気にしてない」という考えを焼き付けましょう。実際に、人のことを細かく見ている人はあまりいないのです。
次に、「自分を良く見せたい」という人は、自分を着飾りすぎずにありのままの自分で人と接しましょう。自分というものを演じてしまうと、とても大きなストレスにつながります。どれだけ円滑に話を進められても、疲労が溜まってしまってはいけませんよね。
自分に自信を持てない人は、ポジティブ思考へとシフトチェンジしてみましょう。「うまく話そう」と考えずに、自然な自分でいることが大切です。
良い意味で、人の目を気にしないようになりたいですね。
挨拶と感謝は自ら伝える
人見知りの克服には、相手にきちんと挨拶をしたり感謝の気持ちを伝えるなど、人と関わる上での基本的なところから始めてみましょう。「基本」ではありますが、「自分から伝える」という点では、少し難しさを感じる人もいるかもしれません。
これも、前項のように「意識」を改善することと、「心掛け」によって克服していけます。
挨拶については、とにかく自分から発することを心掛けます。相手に言われてから返すのではなく、自ら気持ちよく挨拶することが人見知り克服の第一歩になります。挨拶から会話へとスムーズに流れることもあるでしょう。
感謝の気持ちを伝えるのは、挨拶よりも少しハードルが高いように感じますよね。普段、誰かに何かをしてもらったときに「すいません」と言ってしまってはいませんか。その一言を、「ありがとう」に変えてみましょう。そう意識するだけで、いつもの生活の中に感謝を伝えられる場面がたくさんあることに気付けます。
意識や心掛けをするだけで、随分と人との接し方も変わるはずです。
楽しいと感じる関係性を築く
人見知りになってしまう原因の一つは、「楽しくないと感じている」ことが挙げられます。楽しくないと感じることの多くは、相手に興味を持っていないからなのです。相手に対して興味を持てれば楽しいと感じられ、人見知り克服にも近付きます。
例えば、相手の話を聞いていて「そうなんだ」と共感だけをしていませんか。もちろん共感も大事ですが、「それはどうなったの?」という疑問や、知らなかったことを聞いてみることがポイントです。
無理に話を広げようとすると自分にとってストレスになりますが、考えたことを頭の中で自己解決せず、ある程度思ったことをきちんと言葉にすることで、興味を持つきっかけになったり人見知りを克服していけるようにもなります。
自分も相手も楽しいと感じることで人見知りの克服になるだけではなく、人としての関係性も変わってくるでしょう。友人であれば親しい仲になれるはず。職場の人でも、壁を感じず感じさせず、いろんなことを話しやすい関係を築けることでしょう。
いかがでしたか。お伝えした方法は、人見知りの克服だけでなく、自分自身を変えるきっかけにもなるはずです。いらない恐怖心を払いのけていけるので、ストレスを溜め込むことも減っていくでしょう。
人見知りという性格は、社会での人間関係を円滑にすることや、新たに出会う人と関わることがとても難しくなります。うまく人間関係を築いていけないことで、悩みやストレスのように自分にとってマイナスなものがたくさん生まれてしまいます。
人見知りを克服することで、今の人間関係も良い方向へと変わっていきますし、これから出会う人との関係もストレスなく築いていけるでしょう。たくさんの人と、楽しい関わり合いを持てると良いですよね。
人見知り克服法を実践して、人との関わりや自分の在り方を考えてみましょう。
まとめ
人見知りを克服するためには
・自意識過剰から脱却して「素」を大切にしよう
・挨拶や感謝の気持ちを伝えることを忘れないようにしよう
・人との関わりを「楽しい」と感じられるようにしよう