集中力が続かない子供を劇的に変化させる5つの方法

集中力が続かない子供を劇的に変化させる5つの方法
もっとちゃんと勉強してほしいのに、うちの子は何でこんなに集中力が続かないのかしら…?と、心配になるお父さんやお母さんは少なくありませんよね。勉強するために部屋に入ったと思ったら、すぐにトイレだ、飲み物だとリビングに出てきたり、気が付いたら自室で漫画やゲームに興じていたり。

上記のように集中力が続かないせいで勉強に支障が出る子も多いですし、勉強以外のお手伝いや作業に対しても集中力が続かないという子もいます。こうした集中できない性格の子は、どうやって集中させるべきなのでしょうか。

集中力は、親が「集中しなさい」と言ったからといって簡単に付くものではありませんから、とても難しいところです。そこで今回は、集中力が続かない子供を集中させるための方法についてお伝えします。

 

集中力が続かない子供を
劇的に変化させる5つの方法

 

「○○しなさい」は極力言わないようにしよう

「集中しなさい」「真面目に勉強しなさい」「早く言われたとおりにしなさい」……と、親なら一度は口にしたことがあるのではないでしょうか。でも、これらの言葉に対して、大概の子供が良くない印象を受けるものです。

特に、集中力が続かない性格の子供の場合は、親に何かを強制されて不快感を覚えると、その不快感が常に付きまとい、強制された物事に対してより一層集中できなくなってしまう傾向があります。何をするのであれ、「自分は嫌なことをしている」と思い込むと、その物事に向き合えなくなるのは当然の心理ですね。

子供も大人も、誰だって嫌なことに打ち込みたくはありませんよね。ですから、子供に集中してほしいなら、集中することが「嫌なこと」だと思わせないための配慮が必要なのです。

 

親が自ら興味を持つようにしよう

勉強も、お手伝いも、習い事も、親はそれらに興味を持たず、ただやらせているだけ……では、子供の集中力が続かないのも当然のことです。それをやらせている親でさえ興味を持たないことを、子供が集中してできるわけがありませんよね。

逆に、子は親を倣うという言葉の通り、親が楽しそうに、興味を持ってやっていることに対しては、子供は意欲的に取り組む傾向があります集中するということは、その物事に対して意欲を持って積極的に向き合うということですから、集中して欲しいと思ったら、子供にその物事を楽しいと思わせる必要があります。

勉強や習い事ならこまめに内容を見てあげるようにして、「ただできるようになればいい」という投げっぱなしの姿勢はやめましょう。お手伝いも、親の仕事を楽にするためにさせるのではなく、本人の上達具合を見てあげるようにして下さい。

 

褒め言葉をかけてあげよう

子供に限らず、大人だってモチベーションが下がると集中力が続かないものですよね。ですから、子供に集中してもらうためには、モチベーションを上げる工夫が大切です。

子供のモチベーションを上げるものは、賃金などではなく「褒められること」です。子供は、親に褒められるという報酬を得るためならいくらでも頑張れる性質を持っています

親は、子供が何かに真面目に取り組んだり、集中して何かを行おうとしたときには、必ず「頑張ったね」などと言葉をかけてあげて下さい。これによって、「集中して何かを頑張る=褒めてもらえること」というイメージが定着し、何事にも集中して取り組もうとする習慣が付きます。

 

集中しやすい環境を作ってあげよう

どんな子供も、大人よりも集中力が続かない傾向があります。これは、まだまだ脳が未熟で、集中力をコントロールできないというのが理由の一つです。そんな未熟さをサポートするために、大人が子供にとって集中しやすい環境を作ってあげることが大切です。

例えば騒音を減らすとか、快適な室温を保ってあげるなどは、親がしてあげられることの一つです。また、子供が自室で集中しようとしているのに、他の家族はリビングでTVを見ながら談笑しているというような状況も、子供のためを思えば控える必要があります。

また、リビングに勉強ペースを用意して、気持ちの緩みが出ないようにしてあげるという方法もあります。

 

「集中していない」ように見えるだけという可能性もある

個人の能力によっては、一見集中していないように見えても、学習内容や作業内容をしっかり頭に入れることができている子もいます。例えばぼーっと外の景色を見ているようで頭の中ではしっかり学習内容を反復していたり、学習時間が短いのに成績は良い方だったりと、「集中して長時間取り組む」こと自体が向いていない子もたまにいるものなのです。

こんな要領の良い子に対しては、大人が勝手なイメージで「真面目にやっていない」とレッテルを貼って学習方法を変えさせたり、大人が良いと思っている作業方法を押し付けない方が良いです。本人が一番やりやすい方法で物事を処理しているのに、それを否定しては能力を潰すことになり得るからです。

集中力が続かないように見えても良い結果が出ている場合は、頭ごなしにその方法を否定しないようにしましょう。

 

いかがでしたでしょうか。集中力が続かない子供に対し、親ができる配慮や声掛けについてご説明しました。

本文中でもお伝えした通り、集中力が続かない子供は、経験不足で集中の仕方がわからなかったり、親の間違った声掛けにより、集中したくない気持ちにさせられていることが多いものです。それゆえ、大人が横で「なんで集中できないの?!」とガミガミ言っても無意味、むしろ逆効果にもなりかねません。

子供に集中力を付けさせる最大のコツは、「集中して取り組む楽しさ」を大人が教えてあげることです。楽しいことにはいくらでも打ち込めるというのは大人も子供も共通ですから、まずは、勉強もお手伝いも、子供が楽しめるように色々な工夫をしてみましょう。

まとめ

集中力が続かない子供に集中させるためには

・子供の意欲を削ぐ「○○しなさい」は極力言わないようにしよう
・集中してほしい物事に対し親が自ら興味を持つようにしよう
・集中することにプラスイメージを持てるように褒め言葉をかけてあげよう
・周囲の大人が子供にとって集中しやすい環境を作ってあげよう
・実は集中しているが「集中していない」ように見えるだけという可能性もある


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